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2010.05.28

天地明察

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天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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本屋大賞おめでとうございますー。
今作をもっていよいよ感じたのですが、本屋大賞がこれだけ支持されている今、
大衆文学の登竜門と言われた直木賞の意味って・・・
だって直木賞の候補作家さんって、登竜門でもなんでもないもんねぇ・・・
実質的に日本のエンタメ文芸作品のトップを決めるのは、本屋大賞になっていると感じます。

おおっと、話がズレました。
ご多分にもれず、おもしろうございましたー!

江戸時代、碁打ちの家系に生まれた渋川春海が、その碁才にもかかわらず打ち込んだものが算学であった。
人の縁と縁が絡み合い、やがて春海は国家の一大プロジェクトに巻き込まれることになる。
「改暦」
春海が天に勝負をかけ、生きたその生涯を追う・・・というのが主だったストーリーです。


さすが出版元から「キャラクター時代小説」と銘打つだけあり、ごつい装丁から考えられないほど
話はすいすい、キャラクターはわんさか登場していきます。
読みやすい!そして感情移入しやすい!!
男の友情アリ、ラブコメあり、お仕事熱血ありと盛りだくさんでもあります。
普段時代小説なんて読まないよー。なんて方にもとってもオススメ。

ライトノベルっぽい今作ですけど、マンガ化よりもドラマ化のほうがいいなぁ・・・
NHKで三話連続とかでやってほしいものです。


ところで、聖☆おにいさん5巻を読んだ直後だったからか、
本因坊道策が脳内イメージでは完全にアナンダです・・・!!!
お坊さんで強烈に春海を慕う姿が、ブッダに尽くしまくるアナンダに重なるんだ・・・!
きっと道策だって、春海との対局中なら麻酔無しの手術耐えれると思うんだぜ。
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