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2010.07.20

わたしは中島たい子さんが好きだ

更新の日付があいてしまった・・・こんなへっぽこブログでいつもすいません。
でも日付がどれだけ空こうと戻ってはきますので、よろしくお願いします。
拍手、いつも励みになっています!




漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)
(2008/01/18)
中島 たい子

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さて。
実は私、本が好きという割りに具体的にどの作者が好き!と言い切るのが苦手です。
作品名はたくさん言えるんだけど、作家買いというのをほとんどしません。
ついでに言うと、小説に関してはジャケ買いもほとんどしないなぁ・・・
ハードカバーが私のお財布と見合わないというのが一番の理由ですけど、

・発売→書店で見かける→メモる→ブログ、書評でチェック→文庫落ちまたは図書館
・発売→好きな書評ブログで話題→メモる→文庫落ちまたは図書館

という、本好きと言いがたいぐらいのスローモーションな手に入れ方をしてます。

で、なんで作家が好きだと言い切るのが苦手かというと、
その作家の作品を全部読むということをほとんどしないからです。
マンガに対しては作家買いは当たり前にしてるから「この作家が好き!」とか簡単に言っちゃうんですが、
小説に関しては言う資格が無いな、と。

この原因ははっきりしていて、私が作者内で特定のジャンルに偏って読んでしまうからなんです・・・
(宮部みゆきは時代小説、ご近所小説が好き。社会派小説は敬遠・・・)
(三浦しをんはエッセイ、青春小説が好き。恋愛小説は敬遠・・・)

マンガよりも小説の方が私にとって敷居が高いんだなー。


なわけでして、オススメ作品は?と聞かれて嬉々として答える私が
好きな作家は?と聞かれるたびに逃げ腰だったわけですが(昔の作家なら氷室冴子と答えてるんですが・・・)
この人を答えよう。と決めた作家がいます。

中島たい子さん。

お も し ろ い。
でも、その面白さにいたたまれなくなる。

寡作なのか、本業(シナリオライター)にお忙しいのかまだ5冊しか上梓されてませんが、
(だから全作品読めたともいう)
どれも楽しめたしはまってしまいました。

一番好きな「漢方小説」をamazonからあらすじ引用しますと

「みのり、31歳、独身。元カレが結婚すると知ったその日から、原因不明のふるえに襲われた。病院でも異常は見つからない。行き着いた先は漢方診療所。独特の視点を持つ東洋医学に戸惑いながらも、自分に何が起きているのか答を探していく、みのり。症状…失恋?ストレスに効くあなたのための処方箋(ストーリー)」

癒されるじゃないの・・・

作風は一貫していわゆる負け犬もの、でして
働く女性(シナリオライター・イラストレーター・キュレーター・小説家・・・ある程度売れて独立してる)が
恋と仕事と生活を足して人生で割って生きていく・・・みたいな話です。
いいか悪いか別として、一貫しすぎて笑えるぐらい。

恋愛小説のがつがつさもなく、筆致もふわふわしてないので地に足がついてる。
恋愛資本主義にはのっかれない私にはちょうどよい居心地のよさなんですなぁ。


居心地の良さ、で書いておきたいのですが、結局中島作品も現実的ではないとは感じます。
そもそも主人公の職業が特殊・・・とまではいかなくてもOLの作品はありません。
『この人と結婚するかも』のラストなんか突拍子が無くて戦きましたし。
それでも魅力を感じるのは、結婚しない女性が1人で生きていくことの不安感、
世間の結婚観への疑問なんかに共感するんだろうなー
生きるって、不安との戦いですな。


そういうわけで、中島たい子さんの次回作にも期待ですけど、今度はどういう切り口なのかな?
シングルマザーとかもありそうだけど・・・どうだろうー

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2010.05.28

天地明察

拍手ありがとうございますーーー。
閲覧してくださる方にも感謝!

天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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本屋大賞おめでとうございますー。
今作をもっていよいよ感じたのですが、本屋大賞がこれだけ支持されている今、
大衆文学の登竜門と言われた直木賞の意味って・・・
だって直木賞の候補作家さんって、登竜門でもなんでもないもんねぇ・・・
実質的に日本のエンタメ文芸作品のトップを決めるのは、本屋大賞になっていると感じます。

おおっと、話がズレました。
ご多分にもれず、おもしろうございましたー!

江戸時代、碁打ちの家系に生まれた渋川春海が、その碁才にもかかわらず打ち込んだものが算学であった。
人の縁と縁が絡み合い、やがて春海は国家の一大プロジェクトに巻き込まれることになる。
「改暦」
春海が天に勝負をかけ、生きたその生涯を追う・・・というのが主だったストーリーです。


さすが出版元から「キャラクター時代小説」と銘打つだけあり、ごつい装丁から考えられないほど
話はすいすい、キャラクターはわんさか登場していきます。
読みやすい!そして感情移入しやすい!!
男の友情アリ、ラブコメあり、お仕事熱血ありと盛りだくさんでもあります。
普段時代小説なんて読まないよー。なんて方にもとってもオススメ。

ライトノベルっぽい今作ですけど、マンガ化よりもドラマ化のほうがいいなぁ・・・
NHKで三話連続とかでやってほしいものです。


ところで、聖☆おにいさん5巻を読んだ直後だったからか、
本因坊道策が脳内イメージでは完全にアナンダです・・・!!!
お坊さんで強烈に春海を慕う姿が、ブッダに尽くしまくるアナンダに重なるんだ・・・!
きっと道策だって、春海との対局中なら麻酔無しの手術耐えれると思うんだぜ。
2010.05.19

アイスクリン強し

アイスクリン強しアイスクリン強し
(2008/10/21)
畠中 恵

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畠中恵さんは、タイトル上手だナーと思うのです。
「アイスクリン」というタイトルから明治ものだと察せられるし、
「強し」からは新聞見出しに似た高揚感が感じられます。
で、「アイスクリン」がなんで「強し」なわけ?と思わず手に取るマジック・・・
タイトル上手な作家さんって、それだけで尊敬です。
(ちなみに私のベスト・ネーミングセンス作家は桑田乃梨子先生です。
「おそろしくて言えない」「ウは鵜飼のウ」・・・すごい。
あと杉浦日向子先生もうまい)

で、タイトル褒めておいてなんですけど、そのタイトルと章立てから、
読むまで私はチーム「ワッフルス」、チーム「アイスクリン」というグループに分かれて
それらの対戦なんだと勘違いしてました。
だから「強し」とか「危うし」なんだとばかり。
読んでびっくり。
「アイスは剣よりも強し」というストーリーでしたのなー。
居留地出身の洋菓子屋さんが、幼馴染に巻き込まれてあれやこれやでした。

若干ご都合主義、とくにいい年したおにーちゃんが、女学生の女の子にお金借りるってどうなのと
思わずにはいられない、そんなエピソード満載ですけど、
明治もの自体がとても好きな私。
続編ありそな展開で、期待しております。
2010.04.16

私的森見登美彦祭り実施中

拍手ありがとうございますーありがたいです。
ほとんどの方が全ブログからお越しいただいているので、なんかもうすいません。
ちょっとずつ更新します・・・

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
(2009/10/15)
森見 登美彦

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宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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きつねのはなしきつねのはなし
(2006/10/28)
森見 登美彦

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有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦

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四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)
(2008/03/25)
森見 登美彦

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去年まで本とか余り読むことが出来なくて辛かったので、何かの敵討ちのように図書館に通ってます。
読んだ本が溜まってきたので色々ご紹介していくつもりなんですが、
まずはマイブーム・モリミー作品を。

森見登美彦さんは今をときめく人気作家。
主たる作品は京都を舞台に、人間模様から狸模様まで描いております。
最初の出会いは『四畳半神話体系』だったんですが、実はその時は途中で断念してしまいました。

なんて言うんでしょう・・・女性キャラが・・・すごく・・・苦手・・・
美人(しかし派手派手しくはなく)で頭が良くてセンスが良くてミステリアスでちょっぴりシニカル、わぁ完璧やん。
作者さまが本上まなみが好きだというのがよくわかります。
本上まなみさんご自身がどうかとかではなく、彼女の持つ要素は如実にキャラに投影されている。
そして私はそれがいちいち癇に障ってしまったのでした・・・

そんなこんなで数年後、実家のある奈良県の図書館にも顔を出していたら、
奈良県の作家コーナーに森見登美彦さんが陳列されてるじゃないですか。
京都の作品ばかりだから知らなかったんですが、奈良県出身でいらっしゃるんですね!
ということは登美彦のトミは、登美ヶ丘(奈良の新興住宅地)の由来の神話・トミヒコからなのかー
なんだか俄然共感が湧いてきたので、もう一度チャレンジしてみました。

お・も・し・ろ・い・・・!!!!!

前回の反省を踏まえまして、恋愛色が強そうもしくは大学の話っぽいのは地雷であるとし避けておりますが、
それを除いたって魅力的だぞモリミー作品!!
一押は「有頂天家族」でしょうか。
たぬきかわいいよたぬき。頭の中は平成狸合戦ですが、かわいいよたぬき。
映画を見るような疾走感でした。
あと、宵山万華鏡の「宵山劇場」はなんだか萌えだった。
恥ずかしながらぼかぁ、あれは萌だと思うんだな。
ドS金持ちいじめっこと、おばかいじめられっこ同級生は萌えなんだな。

と、今更ですけど、面白いです森見登美彦。今更なんですけど。
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